1952-04-01 第13回国会 参議院 通商産業委員会 第26号
斯くの如く大電力網が完全なる一箇の設備として運転されるという電力事業の特質を考へる時、発達せる電力事業は、経済的にも、技術的にも、一人の指導者に依つて、一箇の経済單位として経営せられることを以て、平時戰時を通じての理想であると断言せざるを得ないのであります。」
斯くの如く大電力網が完全なる一箇の設備として運転されるという電力事業の特質を考へる時、発達せる電力事業は、経済的にも、技術的にも、一人の指導者に依つて、一箇の経済單位として経営せられることを以て、平時戰時を通じての理想であると断言せざるを得ないのであります。」
これを独立の経済單位と見ないという考えをとつておるのであります。これにつきまして私の率直な考えを申しますと、私は法人のすべてにつきまして擬制説的な考えをとることに対しては、私個人としては反対しておるのであります。結論を申しますと、多数の株主からなるところの大法人につきまして、擬制説的な考えをとらないで、法人実在説的な考えをとる方がいいのではないか。
これが戰後において皆民主化されて来たいということについての効果は認めますが、併し民主化ということが、常に寸断し、小さい経済單位を作ることのみが民主化だとは私は考えておらんのであります。およそこれは運営でありましよう。従つて農地改革の結果において自作農創定ということは非常に結構でありまして、これは曾つてからの日本の政府の政策である。
○大泉委員 もう一つ伺いますが、今の行政区域はまつたく昔のままの区域になつておりますが、私は犯罪、犯人の活動を見ると、やはり経済と並行して経済單位に動いておるように思う。また警察のねらいが防衛あるいは犯人捜査というようなことに行くとしたならば、やはり経済を中心として考えなくちやいけないのではないか。
今のあなたの御意見のように、いわゆる一つの県を一つの国、主権の及ばない他の国というようなお考えが立ちますならば、そういうことも当然考えられますけれども、国内は一つの経済單位だという考え方のもとに措置しております。それと同時に、現在の需給の姿、ありのままの姿を対象として措置することは、適当な考え方だという信念のもとに、この再編成を実行したわけでありますが、この点は議論すれば限りがないかと思います。
この中小企業等協同組合法のみが自由届出制になりました理由は、中小企業等協同組合法によります組合は、会社に準ずるような純然たる経済單位であるという考え方によりまして、会社などが準則制になつておるのと同じ意味で、行政官庁の介入を排除しまして認可制をとつたというような制定の経緯があるのでございますが、ただいま御指摘になりましたように、その実体の把握につきまして不便を感ずるという点は、われわれのみならず府県庁
日本の農家におきましては、農地開放によつて民主的な地位だけは与えられておりますけれども、経済單位能力はきわめて弱小であるという点から考えまして、これを国の政策として必要によつて推進するということになりますと、どうしても国の思い切つた助成方策が必要だということは、申し上げるまでもないのでありますが、これはドツジ・ラインのために中絶の状態になつておるわけでありまして、今日全国津々浦々にわたりまして、この
いわゆる外部に目を向ける機関といたしまして、そのためにこそ営業部門という機能をわけて、しかもそれはそういつたこの鉄道管理局の分界とは全然離れまして、経済單位、産業地域を單位とした見方をして調査をいたしている、かようなことに相なるわけであります。
○藤田政府委員 お説のように、事業団体は一つの適当な経済單位でやつて行くことが、事業運営上能率的である、または合理性か確保されるという点については、私も率直にそうだと思いますが、しかしながらはたしてしからば、具体的の事例に当てはめて見て、どこの県ではどれだけのものが適当であるか、それ以上は大き過ぎる、小さ過ぎるという判断は、これはいろいろの條件を見なければなりません。
くどいようでありますけれども、経済單位の問題は、少くとも大所、高所から一つのひな形を示して、農村を指導すべきである。強制ではいけません。強制と指導とは違います。かつての財閥の三井なら三井が、一つの資本によつてあただけの大きな事業をしても、決して事業部門を一にしておりません。
要するに経済單位の問題であると思う。大きすぎて経済單位をはずれる。小さ過ぎて経済單位をはずれる、ここにねらいがあると思う。そこで農林省としては、一体農業団体の統合にあたつて、いかなる程度の地域を一つにし、いかなる事業分量をもつて経済單位と考えておられるか。たとえば一口に県と申ましても、新潟県のように大きな県もあります、島根県や、鳥最県や、また神奈川県のような小さな県もあります。
いわば経済單位をオーバーいたしているという点に、農協の弱体性が暴露したのではないかということが考えられます。従いましてこういつた農協の、経済單位を無視した設置に対しまして、農林省としては、少くとも農協の健全なる発達を育成促進するという監督者の立場に立つている以上は、こういつた場合に適当の指導をすべきではないか。
これは一つ大きな意味がありまして、ヨーロツパ復興について、ヨーロツパのようなあんな狭い所に沢山の国があり、そしてその沢山の国がそれぞれの独立の経済單位としてやつておつたんじや駄目なんだ、国が独立しておつても、経済單位としては一つにしなきや駄目だという意見が前々からありましたが、その意見の現われが恐らくこれだろうと思つたのでありまして、先ず通貨面から、為替決済のその通貨面からヨーロツパを一つの経済單位
殊にこれ又府県の例をとりますが、府県の行政というものと全く無関係に行われておるのでありますが、電力は先程申しましたように、経済にしても或いは農村の電化、無電燈地帶の電力の普及であるとか、いろいろすべての面に関連の深いものでありまして、そういう意味から行きましても、配電事業はもう少し小区域に、できれば府県或いは府県を中心として経済單位の経済区域に行われるのがよいのではないかというのが私の年来の主張でございます
発送電の一つの事業があつて、配電会社はそれから買電いたしまして、いわゆる配電のサービス事業だけをやるということも考えられるのではないかということを私は年来考えておるのでありまして、そういう意味で発送電については、或いは全国一貫、在いは九分割それぞれいいと思うのでありますが、配電事業については府県、或いは府県を中心とした経済單位の区域に小さく分けて、サービスが末端まで届くような方法を講ぜられないかどうか
申すまでもなく法人課税、さらに進みましては法人の本質に関する考え方の相違でありまじて、法人課税につきまして大体イギリス式と大陸式、これは大体ドイツ式でありますが、イギリス式というものは法人につきましてあるいはビジネスにつきまして事業につきまして、経済單位としての独自性をなるべく認めないというのがイギリス式。
のみならず一家の中におきましても、このごろの状態でありますから、一世帶の中にもやはり親兄弟等でそれぞれ一つの何と申しますか、経済單位と言うと言葉が当らないかもしれませんが、それぞれ事業を一人でりつぱになすつておられる方がございます。
第一点の、現在の協同組合が非常に小地区にわかれ過ぎて、漁業権の関係、あるいは経済單位からの関係、あるいは組合相互間の関係というものが非常にうまく行つてないというような問題につきましては、実際の問題といたしまして、そういつた点が事実あることをわれわれも認めざるを得ないのでございまするが、御承知のように協同組合法というものは、漁民の自覚した意識に基きまして自主的につくつて、おたがいに利益を享受し合うというような
その関係はお互いに加工の施設も持たないし、あるいは資材についての生産の設備も持つていない、こういう点にあろうかと思うのでありまして、そういう力を持つのには、どうしても大きな経済單位に漁民の組織がだんだんなつておるわけであります。むろん経済行為も、信用事業も指導事業も、一切を含めた漁民の全國的な組織がなければ、個々ばらばらの組織ではどうしても弱くなる、こういうふうに考えております。
私どもが考えまする場合には、工場経営というものは、單なる規模のいかんによるものではありませんで、これはその事業の性質に應じまして、それぞれ経済單位というものが定まつておるのであります。しかして工場の建設は、ことごとく工場の経済單位を基礎として建設するものでありまして、大会社でありましても、必ずその工場は大規模とは限らぬのであります。たとえば、ここに百万錘を有する紡績工場があります。
○松村眞一郎君 私が今申しました点は、ともかく経済單位をやはり考えなければなりませんから、あまり細分すれば金融業者としても困ると思います。それは当然のことであつて、纏つた金融にならなければ私はいかんと思います。